昨年12月11日の夜、兵庫県多可町で撮影した「カリフォルニア星雲(NGC1499)」の画像処理をしたが、結果はあまり良くなかった。
まず、撮影時のチェックでは気がつかなかったが、強調処理をしていくと星雲に大きめのゴミの影が写り込んでいた。しかも、その位置が撮影コマ毎に微妙に移動しているようなのでやっかいだ。
ゴミが写ったフラットも撮っていないので、仕方なく手作業で修正することに。ステライメージの選択マスクを使い、試行錯誤で部分的に明るさを調整し目立たないようにしていった。
しかし、WEB上の様々なカリフォルニア星雲画像を参照していると、元々ここは星雲自体の濃淡もある部分のようだ。そのため修正作業をしていても、本当の姿がよく分からなくなってきた。また、星雲の淡い部分も荒れた感じになってしまっているので、結局あきらめた。
この星雲は、また次の機会に撮り直ししたい。
今回の撮影はFLT98CFに簡易レデューサーで500mm程度の焦点距離だが、星雲が画面からはみ出している。次回はミニボーグ60EDで星雲全体を収めてみようと思う。
とりあえず今回の画像(↓)
- 2010年12月12日 1:50~
- 光害レベル:SQM-L測定値=21.0
- 気温 約 1℃William Optics FLT 98 Triplet APO (D=98mm f=618mm)
- ケンコークローズアップレンズAC2による簡易レデューサー
- Canon EOS Kiss X2(IDAS改造) / ISO800
- 600sec. x 7コンポジット
- ケンコーSE2赤道儀
- miniBORG60EDガイド鏡/iAG & USB-IOリレーボックス
- ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
- 2×2ソフトビニング後、長辺1000ピクセルに縮小
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