昨夜は晴れとの予報だったので、黄砂が気がかりではあったが、いつもの砥峰高原まで行くことにした。
現地には22時頃に着き、先行していたりんしゃんさんに合流した。その時点ではおおむね快晴だったが、やはり黄砂のためか、透明度は良くない。しかし、前回(5/4の晩)より幾分かマシなようだ。SQM-L測定値は、天頂で21.2であった。
早速機材を組み立て、まずM101(おおぐま座)を対象として撮影を開始した。
ノイズが多そうなので、露出時間は8分として、多数枚コンポジットする方針とした。
ところが0時前、8分を8枚撮影した時点で薄雲が現れ、撮影を中止した。
(この8枚の処理だが、ピクセル等倍ではノイズが目立ち、ピントも甘かったのでステライメージで2×2ビニングとした。ピントは1枚目ではちゃんと合っていたが、1時間程度の間にずれていったようだ)。
- 【環境】2010/5/8 22:38- /兵庫県神河町砥峰高原/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=21.2
- 【光学系】William Optics FLT 98 Triplet APO (D=98mm f=618mm)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/miniBORG60EDガイド鏡/Qcam S7500
- iAG Ver0.6.0 + USB-IOリレーBOX
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>-<撮影>-<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 480. x 8
- 【処理法】:ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理、2×2 ソフトビニング、トリミング有り
その後、月の出である2時まで薄雲が完全には晴れなかった。そこで、雲がやや薄い部分を狙って球状星団を撮影してみた。
- 5分×3枚
- 2×2ソフトビニング
薄雲によるカブリがあるが、明るめの球状星団はなんとか見られる程度には写る。
(そのため、透明度の悪い日が多い春~夏は、球状星団ばかり撮影してしまう)。
2時過ぎに月の出となった時点で片付けを始め、撤収した。
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