昨夜は久しぶりに夕方から快晴となったので、砥峰高原へ遠征した。メンバーは私とA(2)さんのみ。
先日の豪雨の影響で川上から砥峰へ上る道が通行止めになっているので、峰山高原の方から迂回して行くことにした。また、月の出が23時過ぎと早く、時間があまりないので、薄明中に到着するようにした。
現地に着いてみると、雲一つ無い快晴で透明度も良好。久しぶりの好天である。早速スカイメモRをセッティングして、薄明終了からすぐに撮影を開始した。
- KissX2 / タムロンA16 17mm F3.5
- ISO800 180sec.
とりあえず南天の天の川を広角で撮影し始めたが、ここから見る南天は光害があり、しかも航空機が頻繁に通過するので、あまり良い環境ではない。
しばらく撮影していたが、21時半頃、急に霧が発生してあっという間に何も見えなくなってしまった。仕方がないのでしばらく待機していると22時頃に霧が晴れた。
次に天頂に高く昇った夏の大三角を撮影しようとしたが、先ほどの霧の発生でも分かるようにかなり湿度が高く、カメラを上に向けていると1分程度で曇ってしまう。エネループカイロをレンズに付けていたが全く効果がなかった。
- KissX2 / タムロンA16 17mm F3.5
- プロソフトンA
- ISO800 120sec.
そこで天頂付近の撮影はあきらめ、いて座方向を中心に撮影を継続した。
撮影の合間に東の空を見ると、アンドロメダ座が昇って来るのが見えた。一昨年からメシエ天体を全部見るという試みをしているが、残りの一つがM31の伴銀河・M110であったので、急いでポルタ経緯台&SE120を組み立てて確認したところ、M110をあっさりと確認できた。そもそも何故このような見やすい銀河が抜けていたのか分からないが、とにかくこれでM天体を全て見る事が出来た(M110は正式なM天体ではないが、見ていないとやはり気になる)。
そうしているうちに23時を回り、東の空が徐々に明るくなってきて月が姿を現した。しかし、ここは下弦の月程度では天の川は消えないようで、はっきりと見え続けている。月の出で撮影をやめるつもりだったが、高原の景色を入れて撮影を続行した。
- KissX2 / タムロンA16 17mm F3.5
- プロソフトンA
- ISO800 60sec.
こういうときに星景モード(赤道儀を半分の速度で運転)があれば便利だと思った。最近のポータブル赤道儀には付いていることが多いようだが、スカイメモRには無い。
結局0時半頃まで撮影をして、1時前に撤収した。
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