2008/12/20 兵庫県多可町

12月としては比較的暖かかった昨日、天気は下り坂との予報であったが、多可町の観測地へ出かけた。メンバーは私・A(1)とA(2)さん、A(3)さん、りんしゃんさんの4人である。

下り坂の予報&月の出が1時過ぎなので早めに開始することにして、18時過ぎに現地に到着した。多少雲が流れているが、ほぼ快晴であり、天頂付近にはカシオペア、アンドロメダなどの秋の星座と天の川がうっすらと見える、まずまず良好な状況であった。早速ポルタ経緯台&SE120のセットを組み立て、観望を開始した。まず西の空に明るく目立つ金星を入れてみたが、低倍率では欠けている様子は分かりにくかった。

経緯台はA(2)さんとA(3)さんに任せ、私の方はスカイメモを組み立てて写真撮影を開始した。まだ時間が早いうちは光害がかなり強かったが、時間がたつにつれて徐々に改善されていった。といっても砥峰高原ほどの空の暗さではないので、望遠レンズにはLPS-P2を付けることにした。それから今回からEOS KissX2のシャッターコントロールにタイマーリモートコントローラー(TC-80N3)のKiss用改造品を用いているので、カメラに付きっきりにならずに済み、撮影中に双眼鏡やSE120で観望をすることが出来た。

そのようにして、ぎょしゃ座の散開星団やオリオン座の大星雲などを撮影していたが、23時頃、突然大量の雲が押し寄せてきて、またたく間に全天曇りとなってしまった。天気予報では下り坂との事だったので、これで終わりかと思い撤収を開始した。ところが、ポルタ&SE120を車に積み込んだ時点で、これまた急速に天気が回復して快晴に戻ってしまった。運良くスカイメモは片付ける前だったので、撮影を再開した。

なお、望遠レンズの露除けには今回エネループカイロを試しに使ってみたが、とりあえずは効いているようであった。ただし、スイッチ強で3時間ぐらいで消えてしまい、それからとたんに夜露がつき始めたので、使い捨てカイロでなんとかしのいだ。やはり2個必要なようだ。

それから、冬の大三角や北天に昇ってきたおおぐま座のM81、M82などを撮影していたが、1時前に再び曇ってきた。そろそろ月が昇ってくる時間だったので、今度こそ撤収ということで、今回の観望会はお開きとなった。

撮影した画像については、後日ゆっくり処理していきたい。

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