昨夜は、先週に引き続き大河内高原へ遠征を行った。
22時前に現地に着いた時には雲が多かったが、日付が変わる頃にはGPVの予報通りにほぼ快晴となった。
今回は、カシオペア座の散光星雲NGC281を直焦点撮影の対象として撮影を開始した。この場所でありがちな強風もなく、安定して撮影を進めることが出来た。
無調整のJpegではさすがに淡くてよく分からない。後日ちゃんと処理したい。
直焦点と並行して、スカイメモでの星野撮影も行った。
カメラはX-E2だが、純正のXFレンズはいつもピントがずれるので、今回はEF100mmを用いる事にした。ただし絞り制御が出来ないので、絞り開放での撮影となった。
無改造機での短時間露出で露光不足気味だが、無調整のJpeg出力で散光星雲が結構確認出来る。
こちらも、ハート星雲等の散光星雲がちゃんと写っている。
これらの星野画像も、後日フラット補正や複数枚コンポジット処理したい。
さて、直焦点の方は、2つめの対象として「カリフォルニア星雲」を撮影し始めた。
しかし、どうも3コマ目ぐらいから画像がカブリはじめ、ガイドもエラーが頻発し始めた。初めは薄雲のせいかと思ったが、そうではなく、どうやら天頂を向けたために撮影鏡とガイド鏡のレンズが夜露で曇ったようだ。もちろんヒーターはしていたのだが、ひょっとしたら線が抜けていたのかも。
もう薄明直前だったので、夜露を乾かす余裕も無く、直焦点はそれで終了。
明け方のパンスターズ彗星(C/2012 K1 )の撮影は直焦点で行いたかったが、やむを得ず、X-E2と100mmレンズで行った。
- 【環境】2014/9/28 4:24 – 4:33 /兵庫県神河町大河内高原/気温 14℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
- 【光学系】EF100mm F2.8LマクロIS USM 開放
- 【カメラ】FUJIFILM X-E2
- 【架台・ガイド】スカイメモR/ノータッチ恒星時追尾
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600, 120sec x 5コマ
- 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 5.7による現像、ステライメージ7で彗星核基準コンポジット、2×2 ソフトビニング後、彗星付近を切り出し、Photoshop CCで調整
撮影できる時間は短かったが、久しぶりにちゃんと晴れた状況下で撮影できたので良かった。
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