- 【環境】2020/8/14 21:32 – 23:49 / 兵庫県明石市/気温30℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/ Quad BPフィルター + ZWO IR/UVカットフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・180sec x 34コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー、加算平均
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 3×3ソフトビニング, トリミング有り
2020/8/14の夜に自宅で撮影した、へび座の散光星雲Sh2-54と散開星団NGC6604。
夏の天の川のいて座付近で、大きく明るい散光星雲といえば、南から北へ向かってM8(干潟星雲)、M20(三裂星雲)、M17(オメガ星雲)、M16(わし星雲)とたどっていけるが、M16の更に北のへび座の領域に大型の散光星雲Sh2-54がある。写真に撮ってみると、M16やM17に明るさでは劣るが、大きさでは遜色ない(むしろ大きい)ことがわかる(こちらの記事参照)。
M天体ではないので優先順位が低く、これまで撮影する機会は無かったが、上記のM番号付き散光星雲については、自宅でのQuad BPフィルターによる撮影を一通り完了したため、今回は少しマイナーなこのSh2-54を撮影することにした。
撮影はASI294MC ProでQuad BPフィルターを用いたが、M20のように星雲に青い成分がないため、赤一色となり色彩感は乏しい。構造的な特徴もあまり無いが、右上(北西)にひときわ明るい塊があり、それが目立っている。
NGC6604は散光星雲の南側に位置する散開星団だが、ここは天の川の中で元々星が多いため、埋もれ気味であまり良くわからない。
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