- 【環境】
- 2022/5/18 21:36 – 5/19 0:07 / 兵庫県明石市/気温 20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.2(月齢18の月明有り)
- 2022/6/2 20:53 – 6/2 22:17 / 兵庫県明石市/気温 23℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.3
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 1.10 HF3/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 78コマ(合計234分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
光害地の自宅から撮影した、おおぐま座の惑星状星雲M97。星雲の中に黒い丸が2つ並んでおり、ふくろうの顔のように見えることから「ふくろう星雲」と呼ばれている。
位置は北斗七星のメラクの側で、系外銀河M108と接近して並んでいる(下図参照)。
メシエ天体の中でも名前が付いていて結構有名な星雲だが、結構淡い。同程度の視直径の惑星状瀬運では、こと座のM57(環状星雲)が有名だが、それに比べるととても写りにくい。今回はComet BPフィルターで4時間近く露出したが、ボヤっとしていてノイズも多め。春なので透明度が悪かったのかもしれない。
以前、同じ自宅でFLT98(口径98mm屈折)で撮影したことがあったが、口径が2倍になっているのに写りがあまり変わらない。
昨年秋にR200SSとエクステンダーPHを購入して以来、主に系外銀河の撮影を行っているため、カラーバランスがQuad BPより良いComet BPの方をエクステンダーPHに付けたままにしており、惑星状星雲もそのままで撮影していた。しかし、もしかするとQuad BPの方が良かったかもしれない。
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