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機材

フラット画像撮影用ELシート(A3版)

先日購入したR200SSのフラット補正については、これまで使っていた最大サイズのELシートであるA4版では少しサイズが小さい。A4サイズは短辺が210mmなので20cmの主鏡よりは大きいが、鏡筒の大きさなどを考えると、ちょっと厳しい。 そこでA3版のELシートを新たに購入し、フラット撮影用のパネルを製作した。製作と言っても大したものではなく、配線してカードケースに入れ、ダンボールで作った簡易枠に入れただけである。 購入したELシートは前回同様、ワンダーキットのホワイトELシー...
機材

R200SSの光軸調整と星像改善

光軸調整 先日、ビクセンR200SS+エクステンダーPHを新規導入した。 だが、納品時のまま無調整で撮影したところ、星像が中央部でも「おにぎり型」になったり、周辺部での歪みが大きい事がわかった。 R200SS+エクステンダーPH(納品時のまま無調整)の星像 握り飯のことを「おにぎり」というのか「おむすび」というのか、その違いがわからないが、いずれにせよ光軸調整の必要がある。R200SSの説明書によると「光軸調整はユーザーで行わずメーカーに依頼すること」となっており、調整ネジの...
機材

Vixen R200SS

導入の経緯 ビクセンの20cmニュートン式反射望遠鏡「R200SS」と「エクステンダーPHキット」を新規導入した。この組み合わせで焦点距離1120mm、F5.6となる。目的は自宅での星雲・星団、系外銀河の撮影。 なぜ今回この望遠鏡の新規導入に至ったのか? それはこれまで揃えてきた望遠鏡(鏡筒)のラインアップにて、この口径20cm級・F5付近が抜けていたから。サイズが小さくて暗めの系外銀河や星雲・星団を撮影する鏡筒としてこのクラスが必要となっていた。 所持鏡筒の変遷 私の望遠鏡...
拡大撮影

2021/10/14 土星・木星

昨日は久しぶりに土星と木星を撮影した。土星は8月29日以来約1ヶ月半ぶり、木星は9月14日以来約1ヶ月ぶりとなる。 9月は天候が悪く、貴重な晴れ間はDeppSky撮影の方を優先していたのと、購入したばかりのASI482MCで星空動画を撮影するなどしていたため、惑星の方は全く手つかずだった。実は10月3日にも木星を撮影していたのだが、シーイングが非常に悪く像がボケボケで、処理途中で放棄していた。 昨夜は比較的シーイングが良かったので、日没後早めの時間帯に土星を撮影し、その後大赤...
散光星雲

赤道儀化したAZ-GTiとASIAIR Proによるオートガイド撮影にやっと成功

今年の2月にAZ-GTiを赤道儀化してASIAIR Proでオートガイド撮影を実施しようとしたが、キャリブレーションが正常に行えず失敗した。 その後しばらく改善の糸口がつかめずにいたが、夏頃に出たAZ-GTiのファームウェアVer3.33を試したところ、一応オートガイド出来るところまで改善されていることを確認した(おそらく、Ver3.32の時点で改善されていた)。 ただ、このときは天気が悪く実際に撮影することができなかった。 そして、10月に入ってからやっと実際にオートガイド...
惑星

月・金星・アンタレス

今日の夕方、西の低空で月齢3.9の月と金星がさそり座のアンタレスに接近した。 さそり座頭部にてアンタレスと接近した月と金星 2021年10月10日 18:11 兵庫県明石市Pentax KP, タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACROISO1600, F4.5, 2.0sec.Photoshopにて現像・調整、トリミング有り 金星は現在さそり座頭部に入っていて、アンタレスと接近している。それに月齢4の月が加わって、にぎやかな眺めとなった。 ただし光害地の低空の...
惑星

月と金星とISS(ASI482MC+Meike 6.5mm F2.0)

今日(2021/10/9)の夕方、西の空低くにて月齢2.3の細い月と金星が並んだ。近所の建物の屋根に沈むギリギリの高さでなんとか捉えることができた。 月齢2.3と金星 Pentax KP, SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC HSM (50mm) ISO1600, F4.0, 2.0sec.トリミングあり 最近の金星は夕方に見えるので、毎月巡ってくる細い月と接近している。ただ今月は結構離れていて、あまり接近という感じでは無い。来月(11/8の夕方)は2度弱まで接...
惑星状星雲

ASI482MCと200mmレンズによる星空動画

ピクセルサイズが大きめのCMOSカメラ「ASI482MC」を入手して、星空動画の撮影と画像処理をぼちぼちと試している。元々の目的は流星など動きのある対象の撮影だが、流星以外にも何かに使えないかと色々と考えている。 普段の星空は動きが無いものなので、わざわざ動画で撮るよりはライブスタックして暗い星や星雲まで浮かび上がらせるほうが良い。また、星の日周運動やカメラのパンによる動きを表現するならば連続静止画撮影によるタイムラプスにする手法が適切と思う。 それをあえて明るい星しか写らな...
標準・広角レンズ

ASI482MCとMeike 6.5mm F2.0による星空動画(ISSの通過)

今日の19時前に、ISS(国際宇宙ステーション)が天頂の夏の大三角の真ん中を横切った。 先日よりASI482MCによる星空動画を色々試しており、ちょうど良い機会だったのでMeike6.5mmを付けて撮影した。 ASI482MC, Meike 6.5mm F2.0 (開放)ゲイン=400, 露出時間 1/15秒、 15FPSDaVinci Resolveによる編集・Neat Videoによるノイズ低減有り。 SQM値が18程度の光害地で、しかも少し薄雲がかかっており、肉眼では2...
望遠レンズ

Neat Video v5による星空動画の映像ノイズ低減

先日ZWO社のASI482MCを購入してから、星空動画の撮影を色々と試している。 動画撮影では1秒未満の露出時間になるので、ゲインを高くしないと星が写らないが、そのためにどうしてもノイズが目立ってしまう。SharpCapなどを用いてリアルタイムに見る場合はどうしようもないが、録画ファイルを動画編集する場合にはノイズ低減処理を適用することが出来る。 そこで、動画のノイズ低減で評判の良い「Neat Video v5」を試用したところ、確かに大きな効果があったので早速購入した。Ne...
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