M29とサドル

20130810-M29-sadr
はくちょう座γ星(サドル)とM29 (はくちょう座の散開星団・光度6.6等、視直径7’)、および付近の散光星雲
  • 【環境】2013/8/10 23:55 – /兵庫県神河町大河内高原/気温 22℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.4
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 300sec x 11コマ
  • 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 4.4による現像、ステライメージ7で加算平均、ステライメージ7、Photoshop CS6で調整。4×4ソフトビニング・トリミングなし。

8月10日夜に大河内高原で撮影した、はくちょう座のγ星(サドル)と、その南2°弱に位置する散開星団M29の画像を処理した。

この日は透明度が悪く、普段はあまり撮影しない地味な散開星団を主に撮影していた。

M29も星数が少ない上に天の川の中に埋もれているため、今ひとつ目立たない。
面白い撮影対象が数多く有る夏空の中で、あえてこれを撮影することも滅多にないと思う。
今回はM29だけでは寂しいので、近くのサドルを入れて撮影した。

この領域は赤い散光星雲が広く分布しており、どうしても写り込んで(?)しまう。特にサドルの近傍はかなり濃いので、この日のように透明度が悪くても良く写る。写ったものはやはりちゃんと処理してやりたいということで、散光星雲を強調したら、肝心のM29が更に目立たなくなってしまった。

この日は気温が22度と高く、5分×11コマのみのコンポジットでは、まだまだノイズが目立つ。元々散開星団の撮影ということで露出は少なめでも良いかと思ったが、散光星雲を強調するなら、もっとコマ数を増やすべきであった。

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