- 【環境】2020/3/21 19:39 – 20:16/兵庫県明石市/気温 13℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4 (約490mm F5)/ SVBONY CLS + ZWO IR/UVカットフィルター
- 【カメラ】ASI183MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.82/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度 0℃・ゲイン150・オフセット30・180sec x 8コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAideProによるシェーディング補正
- DeepSkyStackerによる加算平均
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 4×4ソフトビニング、トリミング
2020/3/21夜に光害地の自宅で撮影した、とも座の散開星団M46と、M46の中にある(ように見える)惑星状星雲NGC2438。NGC2438はたまたまM46と重なって見えているだけで、物理的な関係は無いそうだ。NGC2438周辺のピクセル等倍切り出し画像は↓。
こと座の惑星状星雲M57と似た感じに見える。M57の視直径は長径1.4’で、NGC2438は1.1’なので、サイズ的にも同じような感じになる。
M46はその2度ほど西にある散開星団M47とセットで「とも座の二重星団」として知られている。以前、同じ光学系でカメラをフルサイズのEOS6Dで撮影した記事は↓
↑のようにカメラがフルサイズならM46とM47が両方とも写野に収まるが、今回は1インチのASI183MC Proなので、M46の方だけを対象とした。ただ、散開星団を単独で拡大すると、宇宙空間に浮かぶ星団のイメージが薄れてしまう。やはりM47を含めるぐらいのサイズがバランス的に良いと思う。
今回の撮影は、夜の早い時間帯からの撮影なので光害は多め。散開星団で淡い部分がないので、Quad BPではなくSVBONY CLSを使用した。3分露出を30コマ以上撮影したが、ガイド失敗のコマが続出し、結局8コマ(総露出24分)しか使えなかった。これはおそらくカメラからのケーブルが垂れ下がっていて、引っ張られていたためと思う。今回の撮影対象は輝度が高い恒星と惑星状星雲だったので助かった。
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