- 【環境】2020/8/6 20:37 – 20:46/兵庫県明石市/気温 未測定/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/LPS-P2フィルター
- 【カメラ】EOS 60Da
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ノータッチ恒星時追尾
- 【ソフトウェア】<撮影>/ <ガイド>/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 20sec x 26コマ
- 【処理法】
- RStackerによるダーク減算・フラット補正
- Lightroom Classicによる現像
- DeppSkyStackerによる加算平均
- FlatAideProによる追加フラット補正
- ステライメージ8、Photoshopで調整
- 2×2ソフトビニング後、彗星付近を800×800で切り出し。
昨夜(2020/8/6)、ネオワイズ彗星(C/2020F3)が、かみのけ座の球状星団M53と接近した。
昨夜は一応晴れの天気ではあるものの、非常に透明度の悪い空で、木星・土星と1等星がやっと見える程度。梅雨あけしてからもなかなかスッキリと晴れてくれない。
今回の機材はBORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(焦点距離288mm)とAPS-Cデジカメを用いたが、M53は分離できていない。透明度が悪く光害もある空に周辺部の星が埋もれてしまったのかもしれない。まともな空なら600mm+kiss X2デジカメでこの程度には写るので、300mmでももう少し良く写るはず。また、ネオワイズ彗星の尾も写らなかった。
ネオワイズ彗星はステラナビゲータによる推定では光度6.6等となっている。7.7等のM53と比べてもやや明るい程度なので、やはりその程度なのかもしれない。
こうしてみると、分離できていない球状星団は彗星の核と同じように見える。メシエカタログが元々彗星観測のために紛らわしい星雲・星団等をリストアップしておくためのものだという経緯がよく理解できる。
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