昨夜(8/24)、木星と土星を撮影した。
これまで撮影には「SharpCap」を使用していたが、今回はじめて「FireCapture」を使ってみた。最近の天文ガイドの惑星撮影特集記事などを読んでいると、惑星の撮影には「FireCapture」のほうが便利そうに思えてきたため、試してみることにした。設定項目がかなり多くて色々迷ったが、とりあえず撮影はできた(あと、ADC調整機能は結構便利)。
昨夜の空は白っぽくて透明度が悪く、シーイングも今の時期にしてはそれほど良くない。木星は60秒×5のデローテーションをしたが、まだノイズが目立つ。
土星も露出不足気味でノイズが多め。土星についてはWinJUPOSによるデローテーションがうまく出来なかったので、180Sec.の一本撮り。
それから、今回から撮影した動画をAutoStakkertに読ませる前に、PIPP(Planetary Imaging PreProcessor)を通している。
撮影時には極軸ズレによる惑星像の移動を見越して広めの撮影領域をROIで確保しているが、ファイルサイズがかなり大きくなる。そこで、PIPPにて、「移動する惑星像を常に中央に調整した状態でクロップする機能」を使うことにした。また、シーイングの良いときでも25%ぐらいのフレームは捨てているため、PIPPの段階で品質上位75%のフレームのみ残すことにした。書き出しはデベイヤーせず、RAWのまま書き出している。これで動画ファイルサイズがかなり小さくなった。
動画ファイルは大きいので基本的には画像処理後しばらくしてから削除しているが、火星大接近時とか、毎年のベスト動画など貴重なものだけは保存しておきたいので、できるだけファイルサイズは小さくしたい。
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