- 【環境】2021/5/22 22:01 – 23:56/兵庫県明石市/気温20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4(月齢10.8の月明あり)
- 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・60sec x 71コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop CC
- 2×2ソフトビニング・900×900で切り出し
へび座(頭部)に位置する球状星団M5。
この季節の代表的な大型の球状星団としてはヘルクレス座のM13があるが、M5もそれに負けないほど大きく明るい。
このM5については過去に10cmクラスの屈折鏡筒で撮影していた(ED100SfとFLT98によるM5)。それに比べると今回のミューロン180Cと冷却CMOSカメラによる撮影はより精細に写せたかと思う。
今回の撮影は60秒露出で106コマ撮影したが、星像が流れたり歪んでいたりするもの35コマを除外して71コマを合成した。約1/3のコマが没になったことになるので、歩留まりは悪い。ただ今回は星が主体の球状星団ということで星像による除外コマ判定は厳しめにしている。たとえば下の画像は星像の歪みと若干のボケがあるためにボツにしたコマの1つを、ピクセル等倍で切り出したもの。
もし主体が散光星雲や系外銀河ならば、淡い星雲のS/N改善を優先するためにこの程度の星像の歪みは許容して採用し、スターシャープ処理で星像を削っていたと思う。
もうすぐ梅雨明けになりそうだが、そろそろ西向きの自宅バルコニーからも土星・木星が見えるようになってきたので、これからは惑星撮影が主になると思う。
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