惑星状星雲 Sh2-274(メデューサ星雲)

惑星状星雲 Sh2-274(メデューサ星雲)
Sh2-274 メデューサ星雲(ふたご座の惑星状星雲)
  • 【環境】2022/1/9 0:17 – 3:56 / 兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4 – 18.8
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Quad BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.90/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 69コマ(合計207分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトビニング・トリミング有り

光害地の自宅から撮影した、ふたご座の惑星状星雲Sh2-274(通称「メデューサ星雲」)。惑星状星雲のカタログ「The Perek-Kohoutek Catalogue of Planetary Nebulae」(PK)には「205+14.1」として登録されている(こちらの表のNo.149)。

場所はふたご座とこいぬ座の境界付近(下図)。

Sh2-274 メデューサ星雲の位置
Sh2-274 メデューサ星雲の位置

PKのカタログ番号(PK205+14.1)通り、銀経205°、銀緯+14°に位置している。

またすぐそばには散開星団NGC2395があり、短めの焦点距離では同じ写野に入る。約3年前には同じ自宅でFLT98CF(f=500mm程度)を用いて撮影していた。

これに比べて今回は焦点距離が倍ぐらいで大きく写しているので、星雲の明るい部分の詳細はよく分かる。ただし光害地なので周辺部の暗い(淡い)部分は背景に埋もれてしまった。

なおこの星雲は視直径が10分角ぐらいあり惑星状星雲としては大きめで形状も丸くないので、超新星残骸のように見えるが、惑星状星雲になるらしい。

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