惑星状星雲 NGC2022

惑星状星雲 NGC2022
NGC2022 (オリオン座の惑星状星雲・光度12.0等・視直径0.3’)
  • 【環境】
    • 2023/3/5 19:29 ~ 22:06 / 兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.9(月齢13の月明あり)
    • 2023/3/6 19:38 ~ 21:23 / 兵庫県明石市/気温 9℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.5(月齢14の月明あり)
  • 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・60sec x 251コマ(合計251分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミングあり

光害地の自宅で撮影した、オリオン座の惑星状星雲NGC2022。

撮影時は満月近い月明下で行ったが、CometBPフィルターを用いたのと、星雲自体の輝度が高いために大きな問題とはならなかった。

オリオン座は散光星雲の宝庫で、特に有名なM42オリオン大星雲はじめ多くの派手な星雲が多くあるため、この小さな惑星状星雲NGC2022は目立たない存在となっている。そのため私もこれを撮影したのは初めて。

場所は下の星図のとおりで、オリオンの頭付近にある。

惑星状星雲NGC2022の位置
惑星状星雲NGC2022の位置

このNGC2022の視直径は0.3分角で土星と同じくらいしかないので、手持ち機材のうち最も焦点距離が長いミューロン180Cを用いてピクセル等倍で処理したが、この程度の大きさにしかならない。

それでも内部の明るいリング構造と中心星が確認でき、まるで猫の眼のように見える。猫の眼と言えば、りゅう座の惑星状星雲「キャッツアイ星雲(NGC6543)」があるが、そちらは赤緯が+66°37’と高いために自宅からは撮影しにくく、今のところ未撮影となっている。

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