系外銀河 NGC5394&NGC5395(さぎ銀河)

系外銀河NGC5394-5395
りょうけん座の系外銀河(さぎ銀河) NGC5394(右上・13.0等・視直径1.9’)、NGC5395(左下・11.6等・視直径3.1’)
  • 【環境】2024/5/10 23:27 ~ 5/11 3:13 / 兵庫県明石市/気温 18℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.0/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 66コマ(合計199分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
  • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
  • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
  • 67%に縮小・トリミングあり

光害地の自宅から撮影した、りょうけん座の系外銀河NGC5394&NGC5395。左下の大きい方がNGC5395、右上の小さいほうがNGC5394で、重力相互作用をしている。特異銀河のカタログである「アープ・アトラス」の84番に登録されており、その形が鳥のサギ(鷺)に似ているので、「サギ銀河」と呼ばれている。NGC5395の方が胴体、NGC5394の方が頭で、細く突き出た腕の片方が首、もう片方がクチバシをなるのだろう。

よく見ると、そのNGC5394の「クチバシ」の先に小さくて暗い系外銀河があることが分かる。これはPGC2101092(光度17.9等・長径0.44’)。これを魚に見立て、「サギが魚を捉えようとしている」構図として紹介されることも多いようだ。

下の画像はもう少し範囲を広げてトリミングしたもの。

NGC5380, 5394, 5395, PGC2101092

さぎ銀河の右上(北西)にボヤっとしたレンズ状銀河NGC5380(13.0等・視直径2.1)がある。

NGC5380

形状的に何か面白さがある訳ではないので、これだけを撮影することは無いと思う。

さぎ銀河の位置は下図のとおり。うしかい座のアルクツールスと北斗七星の柄の端(アルカイド)の中間あたりになる。

さぎ銀河の位置

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