- 【環境】
- 2023/2/27 03:10 ~ 2/27 05:33 / 兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.1
- 2023/3/19 02:19 ~ 3/19 04:52 / 兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 2023/3/20 03:39 ~ 3/20 04:58 / 兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 115コマ(合計345分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):PixInsight(Masked Stretch)、ステライメージ9・Photoshop
- ピクセル等倍・トリミング有り
光害地の自宅で「在宅撮影」した、りょうけん座の系外銀河NGC4490。通称「まゆ銀河」。紛らわしいが「まゆ星雲」というものもあって、それは「はくちょう座のIC5146」(下記記事参照)。
個人的には「まゆ銀河」のほうが、「まゆ」のイメージに近い。「まゆ」と聞いてまず思い浮かべるのが白っぽくて長細い「蚕のまゆ」だからかもしれない。しかし「まゆ」と言うよりはクラゲやクリオネのような「透明な海の動物」を連想してしまう。
今回の「まゆ銀河」のほうは、りょうけん座β星に近い位置にある(下図参照)。
画像には2つの目立つ銀河が写っているが、下の大きいほうがNGC4490「まゆ銀河」で、上の小さいほうはNGC4485(光度12等・視直径1.0′ x 0.75’)。この両者は実際に近い距離にあって相互作用をしており、そのため両方の銀河共に形が歪んでいる。この2つの銀河は相互作用銀河としてアープ・アトラス(Arp)に入っている。アープは特異な銀河のカタログなので、様々な形の銀河がまとめられていて面白い。
また、NGC4485の近くにはPGC番号の付いた小さな銀河2つも写っている。これらは17~18等級。
光害地でも18等級の小さな銀河を写すことが出来る。
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