系外銀河NGC4567&4568(ちょう銀河)と超新星SN2023ijd

系外銀河 NGC4567-4568
NGC4567-4568 ちょう銀河(おとめ座の系外銀河)  (上)NGC4567(光度11.3等・視直径2.88′ x 2.24’) (下)NGC4568(光度10.8等・視直径4.57′ x 2.40’)
  • 【環境】
    • 2023/5/16 21:18 ~ 5/17 00:31 / 兵庫県明石市/気温 24℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.2-18.7
    • 2023/5/17 21:18 ~ 5/17 23:39 / 兵庫県明石市/気温 26℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1-18.3
    • 2023/5/23 20:56 ~ 5/23 23:09 / 兵庫県明石市/気温 20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.2/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 143コマ(合計429分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミング有り

おとめ座の系外銀河NGC4567&4568を5月後半に光害地の自宅から撮影した。

この2つの銀河は1784年にウィリアム・ハーシェルによって発見された。見ての通り衝突過程にあり、相互作用を及ぼしあっている。まだ衝突・融合の初期段階とのこと。その形から「ちょう(蝶)銀河」と呼ばれているようだ。色の違いもあって、上のNGC4567は青っぽく、下のNGC4568は赤っぽい。

この下側のNGC4568銀河では、つい先日の2023年5月14日に超新星SN 2023ijdが発見されている。

https://www.wis-tns.org/object/2023ijd

実はこの超新星のことは撮影時には全く知らず、偶然5月16日12時18分(UTC)から撮影を開始していた。発見されたのが5月14日4時48分(UTC)なので直後ではなく2日後ということになる。光度は16等級台だそうで、同じく先日に現れたM101の超新星SN2023ixfに比べると暗いが、しっかり写っていた。

NGC4567-4568(ちょう銀河)と超新星2023ijd
NGC4567-4568(ちょう銀河)と超新星2023ijd

「ちょう銀河のちょう新星」というオヤジギャグのようなベタな現象だが、どうやらこの銀河では過去にも度々超新星が現れているらしい(SN 2004cc, SN 2020fqv)。

ちょう銀河はおとめ座銀河団に属しているので、周辺には大変多くの銀河が存在している。特に北と南にはやや明るめのNGC・IC銀河がある。その他多くのPGC番号銀河に囲まれている。下の画像は、50%縮小してトリミング範囲を広げたもの。

NGC4567&4568(ちょう銀河)周辺
NGC4567&4568(ちょう銀河)周辺・50%縮小・トリミングあり

アノテートを入れてみた。

NGC4567&4568(ちょう銀河)周辺

今回撮影したのは、下の星図で示した位置。

NGC4567&4568(ちょう銀河)の位置

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