SE120による土星の拡大撮影

最近の遠征ではずっとFLT98CFによる直焦点撮影をしているので、眼視観望用のケンコーSE120はあまり使っていない。家での惑星撮影にもFLT98CFを使っているが、たまにはSE120も使ってやろうということで、昨夜久しぶりに赤道儀に載せてみた。

12cm・F5(f=600mm)のアクロマートという仕様はどう見ても惑星向きではないのだが、眼視ではそこそこ使える。もちろん色収差は目立つが、星雲星団観望のついでに土星の輪や月のクレーターを気軽に見る程度なら問題ない。

では撮影ではどうだろうか。いつも惑星撮影に使っているPowermate5xとNexImageを付けて土星を撮影してみた。

しかし、まずピント合わせに苦労した。接眼部が弱いので、ピントノブをちょっと回すだけで土星が画面から逃げてしまう。それに色収差のためにピント位置がよく分からない。とりあえずARPLAの緑チャネルで合わせてみたが、今ひとつ像がぼやけた感じだ(シーイングは5/10程度)。

撮影して処理した結果がこちら(↓)。

  • 2011/4/1 23:07:34 (JST)
  • シーイング 5/10
  • 2221フレームをスタック
  • SE120
  • 5X Powermate
  • NexImage
  • 1/20, 20fps, 180sec.
  • RegiStax5.1/ ステライメージ6 / Photoshop Elements8

土星本体と輪の色が違っており、画像処理でも色の偏りを補正出来なかった。やはりSE120での高倍率撮影はちょっと無理があるように思える(絞れば多少改善されるかもしれない)。

一方、同じ日に撮影したFLT98CFの画像はこちら(↓)。

  • 2011/4/1 22:38:18 (JST)
  • シーイング 5/10
  • 1914フレームをスタック
  • FLT98CF
  • 5X Powermate
  • NexImage
  • 1/20, 20fps, 180sec.
  • RegiStax5.1/ ステライメージ6 / Photoshop Elements8

ついでに、3/30の土星(↓)。

  • 2011/3/30 23:08:48 (JST)
  • シーイング 5/10
  • 1115フレームをスタック
  • FLT98CF
  • 5X Powermate
  • NexImage
  • 1/20, 20fps, 180sec.
  • RegiStax5.1/ ステライメージ6 / Photoshop Elements8

白斑の中の模様が目玉のように写っているが、実際はどうなのだろうか(画像処理で出てきたものかもしれない)。もう少し解像度と集光力が欲しいところだ。

最近は平日に良く晴れて、遠征に行く予定の週末は曇りがちでなかなか出かけられない。家での惑星撮影の機会の方が多いのなら、惑星向きの鏡筒に投資しても良いような気がしてきた。ただベランダが狭いのでニュートンが無理なのが残念。

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