M107 へびつかい座の球状星団(光害地)

球状星団 M107
M107 へびつかい座の球状星団(光度9.2等・視直径10’)
  • 【環境】2020/4/29 3:11 – 3:41/兵庫県明石市/気温11℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
  • 【光学系】FLT98CF 直焦点(f=618mm・F6.3)/Quad BPフィルター + ZWO IR/UVカットフィルター
  • 【カメラ】ASI183MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン150・オフセット30・180sec x 8コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー、加算平均
    • Photoshop CC、ステライメージ8による調整
    • 2×2ソフトビニング, トリミング有り

2020/4/28の夜(4/29明け方)に撮影した、へびつかい座の球状星団M107。

メシエ天体の100番台なのに系外銀河ではなく球状星団。球状星団としてはかなりまばらで、シャプレーの集中度はX。

この前にM97(ふくろう星雲)を撮影し、その後夜明けまでの余った時間で撮影したため、3分×8コマ=24分の短時間露光となったが、球状星団なのでそこそこちゃんと写っている。

このM107の周囲にはさそり座やいて座の魅力的な星雲星団が多数あり、球状星団もM22やM4など大型のものが多くあるので、これまであえてM107を撮影する機会がなかった。今回のように余った時間で手早く撮影するぐらいだと思う。

なお、M97を撮影した際のQuad BPフィルターは、本来なら恒星主体の星団撮影では取り外すほうが良い(露光倍数が大きい割に効果はあまりない)。しかし今回はピントを合わせ直す時間がなかったので、付けたままにした。

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