NGC7293 らせん星雲(光害地)

NGC7293 らせん星雲
NGC7293 らせん星雲 (みずがめ座の惑星状星雲・光度7.0等・視直径12.8″)
  • 【環境】2020/8/15 0:23 – 2:44 / 兵庫県明石市/気温28℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/ Quad BPフィルター + ZWO IR/UVカットフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・180sec x 40コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
    • DeepSkyStackerによる加算平均
    • Photoshop CC、ステライメージ8による調整
    • 2×2ソフトビニング, トリミング有り

先月、光害地の自宅で撮影した、みずがめ座の惑星状星雲NGC7293(らせん星雲/らせん状星雲)の画像を処理した。

らせん星雲は満月の半分程度の視直径があり、惑星状星雲としてはかなり大きくて小口径でも写しやすい。しかし高度が低く、南天の光害の影響を受けやすいところはM8やM20と同じである。

また自宅での撮影においては、高度が低いと近隣の建物・屋根やアンテナなどにかかってしまうので、どうしても撮影時間が短くなる。

光害に関しては、惑星状星雲に対してQuad BPフィルターがかなり有効であるため、光害地の自宅でも「らせん」の上側に飛び出ている腕のような部分まで写すことができた。ただしその部分を出すためにかなり強めの強調処理をしたので、星雲全体の透明感は失われて、塗り絵的な感じが増している。

M27(あれい星雲)でも同じだが、星雲の青~緑色の部分の透明感を上手く出せると、宇宙に浮かぶ感じが良く表現できると思う。しかしいつも淡い部分のあぶり出しを強めにやりすぎて、結局塗り絵になってしまっているように思う。

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