10月頃からASI482MCとMeike6.5mm F2.0による流星動画の撮影を試行してきたが、11月には「おうし座北流星群」、「しし座流星群」をいくつか捉えることが出来た。
流星の撮影方法と検出方法、動画の処理方法について一応自分なりの手法が固まってきたので、試行段階はほぼ完了したといえる。
今回は特に流星群の極大に近い日では無かったが、望遠鏡の直焦点撮影をしている横で、星空の監視も兼ねて撮影してみたところ、明るい流星が意外と多く写ってくれた。
「ひとコマ飛ばし」で比較明合成する方法での流星検出は、航空機や人工衛星との区別がしやすく、それなりに機能している。
しかし、光害地では背景の空が明るいため、比較明合成する時間が長いと、せっかく写った流星が埋もれ気味になるという問題点も分かってきた。
例えば下の画像。
動画(1:22から)では比較的明るい流星がハッキリ流れているが、上の比較明画像ではよくわからない。これはStarStaXでの比較明合成過程を眺めていたから気が付いたのであり、合成完了後に見ても分からなかったと思う。同様のケースで、写っているのに検出出来ずに見逃している流星も結構多いのではないかと思う。
PIPPでの静止画変換時に、もっとコントラストを上げるとかノイズフィルターをかけるなど、検出精度の向上をもう少し検討したい。
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