- 【環境】
- 2022/2/26 20:48 – 21:49 / 兵庫県明石市/気温 8℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.0
- 2022/2/27 20:45 – 23:52 / 兵庫県明石市/気温 4℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 1.10 HF3/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 83コマ(合計249分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
光害地の自宅から撮影した、ペルセウス座の散光星雲+散開星団 NGC1624。
NGC1624は直径5分角程度の小さな散光星雲に散開星団が重なっている。位置は下図の通りで、ペルセウス座とぎょしゃ座の境界付近でカペラに近い。
小さい星雲だが、画像処理してみると円盤状の星雲の中に暗黒星雲が入り組んだ構造が見えてきた。バラ星雲のミニチュア版のようにも見える。
またこの付近は天の川の中なので淡い分子雲や暗黒星雲が広く分布しているが、さすがに光害地ではそれらをあぶりだすのは無理そうだ。背景の恒星の分布に粗密があるので、星が少ないところはおそらく暗黒星雲に隠されているのだと思う。
なお、このような輝線星雲には本来Quad BPフィルターを用いるべきなのだが、この後に続けて系外銀河を撮影する予定があって、フィルター交換とピントの再調整を行う時間がもったいないのでComet BPフィルターを用いた。NGC1624は小さいが明るめなので、Comet BPでも問題なく写ってくれた。
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