- 【環境】2022/2/28 0:15 – 4:18 / 兵庫県明石市/気温 4℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.6
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 1.10 HF3/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 80コマ(合計240分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
光害地の自宅から撮影した、おおぐま座の系外銀河NGC3184。撮影は今年2月下旬なので約半年程度経過しており、現在と季節が逆になっている。
これはフェイスオンの渦巻銀河で、腕もはっきりしていて、M101(回転花火銀河)のミニチュア版のような感じに見える。
画像の右側の輝星は6.5等星で、TYC3004-567-1(Tycho-2)という番号が付いている。また、周辺には小さくて暗い系外銀河がいくつか写りこんでいる(下図)。
NGC3184の南(下)側の暗い銀河(PGC3095935)は18.14等。点にしか見えないが、光害地の街中から18等台の銀河が写る。
NGC3184の位置は下の星図の通り。
おおぐま座の南の端で、こじし座との境界付近に位置している。おおぐまの後ろ脚の先になるようだ。
我が家のバルコニーは南西向きで、北天のおおぐま座は家の影になりがちで撮影しにくいが、NGC3184は南寄りなので、今回4時間程度の露出が出来た。同じおおぐま座でもM81・M82ぐらい高緯度になると撮影は不可能になる。しかし以前、北天のレナード彗星(C/2021 A1)をどうしても撮影したくて、AZ-GTiをかさ上げして屋根越しに撮影したことがあった。
なので、M81・M82も同様にすれば撮影出来るはず。R200SSは無理だが、71FLで一度やってみたいと思っている。
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