機材

拡大撮影

Powermate 2.5xおよびADCの導入と惑星撮影機材の試行錯誤

先日、ミューロン180Cの接眼部の後ろに接続する惑星撮影用機材の仮組みをしたが、合成F値が42と暗すぎる結果になった。これは使用したバローレンズからカメラセンサーまでの距離が長過ぎ、拡大率が公称値(2.5倍)から大幅に上がってしまったため。そこで今回、カメラまでの距離によって拡大率が変わらない(らしい)パワーメイトの2.5倍(1.25インチ)を導入して再構成した。また、ついでにZWOのADC(大気分散補正プリズム)も購入して組み入れたので、結局、惑星撮影機材の定番的組み合わせ...
拡大撮影

ミューロン180CとASI183MC Proによる月面の撮影

前回仮組みした惑星撮影用のセッティングは、合成F値が42で狙いより暗くなり、再検討が必要なことが分かった(具体的には2.5倍パワーメイトの購入)。それはさておき、金星撮影後に月齢11.9の月が高く昇ってきたので、そのままの構成(合成F42, 合成焦点距離7577mm)で月面を撮影してみた。月面拡大撮影(合成焦点距離7577mm)【環境】2020/3/6 19:35:18(撮影開始)/兵庫県明石市/気温 未測定/光害レベル:SQM-L測定値=未測定【光学系】ミューロン180C ...
拡大撮影

ミューロン180Cによる惑星撮影用機材検討

先日から新しい惑星撮影用鏡筒であるタカハシ「ミューロン180C」、CMOSカメラのZWO「ASI183MC Pro」を導入したので、手持ちの機材を組み合わせて惑星撮影用機材を仮構築してみた(ASI183MC Proの導入経緯はこちら)。ミューロン180Cによる惑星撮影用機材直視側はカメラ側。カメラ(ASI183MC Pro)はDeepSky撮影兼用(予定)なので組み換えやすさを優先し、EOSマウントアダプターを付けたままにしている。そのため、バローレンズ後部にアダプターを介し...
CMOSカメラ

ASI183MC Pro の新規導入

主に惑星撮影用(兼・小サイズDeepSky撮影用)のカメラとして、ZWO社の「ASI183MC Pro」を新規導入(購入)した。これは、1インチ・ピクセルサイズ2.4μmのカラー冷却CMOSカメラである。先月(2020年2月)に惑星用鏡筒として「ミューロン180C」を新規導入したが、カメラは昔から使っている「DBK21AU618.AS (1/4インチ・ピクセルサイズ5.6μm)」をとりあえず仮に付けていた。しかしさすがにスペックが陳腐化してしまっているため、昨年末から新しい惑...
系外銀河

系外銀河向け光害カットフィルターの検討

最近は遠征に行くことも少なくなり、特に冬期は専ら自宅でカラー冷却CMOSとワンショットナローバンドフィルター(Quad BP)の組み合わせで散光星雲を中心に撮影している。ワンショット・ナローバンドフィルターは高価なので今のところQuad BPしか所有していないが、輝線星雲、惑星状星雲、超新星残骸に対しては効果的であり、光害地の自宅でもそこそこ満足度の高い画像が撮影できる。また月明によるカブリが少ないので、月夜でも撮影活動できる。散光星雲(バラ星雲)でのフィルター比較はこちら。...
拡大撮影

ミューロン180C ファーストライト

先日、新規にタカハシ「ミューロン180C」を購入した。ファーストライトはとりあえず導入しやすい「月」。タカハシ ミューロン180C (ビクセンフリップミラーで、アイピースとカメラを切り替え)私の所持している鏡筒の最大口径は、これまではケンコーSE120の12cm。これはアクロマートで低倍率の眼視用で、写真がメインの現在はほとんど使っていない。惑星には3枚玉アポクロマートのFLT98CF(9.8cm)を用いていたが、短焦点で惑星にはあまり向いていなかった。そのため惑星用鏡筒はず...
機材

現在のパソコン構成

上に載っているのは、外付けUSB-DAC(アムレックAL-38432DS)現時点(2019年12月30日)で、自宅でメイン機として使っているパソコンの仕様は下記の通り。これで天体画像の処理やブログ書き、WEB閲覧などを行っている。CPU:AMD Ryzen 7 3700X (3.6GHz・8コア・TDP65W)CPUクーラー:noctua NH-C14S (トップフロー・ファンはヒートシンク下側)マザーボード:GIGABITE B450M DS3H (rev. 1.0) ( ...
望遠鏡直焦点

2019年9月時点・自宅での撮影機材

最近は新月近くの週末に晴れることが少なく遠征がほとんどできていない。そのため、月があっても撮影できるワンショットナローバンドフィルターと冷却CMOS組み合わせで、自宅バルコニーで直焦点撮影することが多い。現在の機材は以下のような組み合わせである程度落ち着いている。【撮影鏡】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)【フィルター】Quad BPフィルター または LPS-P2フィルター【カメラ】ASI294MC Pro 【赤道儀】ケンコーSE2赤道儀 ...
機材

ケンコー スターリーナイトフィルターの効果

少し前に購入したが使用の機会がなかったケンコー「スターリーナイト」フィルターを、一昨日のペルセウス座流星群の際にテスト使用することができた。フィルターは、白い紙の上に置くと薄い紫色に見える。使用すると約1/3絞り相当分暗くなるそうだ。詳細はメーカーのサイトに書かれているが、長所としては光の入射角度による色の変化がないため、広角レンズでも色ムラなく使えることだ。テスト撮影の共通環境は下記の通り【環境】2019/8/13 未明/兵庫県加古川市/気温27℃/光害レベル:SQM-L測...
惑星状星雲

M57(環状星雲)・光害地

M57 環状星雲(こと座の惑星状星雲)光度9.3等 視直径1'【環境】2019/4/7 3:18 - 4:13/兵庫県明石市/気温 11℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4【光学系】FLT98CF + EXTENDER EF1.4X (865mm F8.8) / LPS-P2フィルター使用 【カメラ】ASI294MC Pro 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ス...
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