【機材】ビクセン アルティマ Z8X42

・2007年9月購入

ビクセン アルティマ Z8X42
ビクセン アルティマ Z8X42

ビクセンのポロプリズムタイプ・4.2cm8倍双眼鏡である(ビクセンのWEBでは既に製造終了品となっている)。
見掛け視界は52.8°、重量は620g。

以前常用していたフジノン10x70FMT-SXに比べると、視野端での星像の歪みがやや大きめなようだが、特に注意して見ない限り、それほど気にならない。

ピント合わせはセンターフォーカス(CF)式で、右側の接眼部で視度調整をする。ただこの視度調整リングが動きやすく、すぐにズレてしまうので、頻繁に調整しなおす必要があり、IF方式とそれほど手間は変わらない。アイレレーフが20mmあり、ゴム見口を折り返すと眼鏡をかけたままでものぞきやすい。

この双眼鏡を購入する前はフジノンの7cm双眼鏡・10x70FMT-SXを手持ちで常用していたが、歳と共に腕力が低下して手持ちでは厳しくなってきた。そこで、軽量な4cmクラスの双眼鏡を購入することにした。

この双眼鏡を選んだ理由としては、もちろん評判が良かったためもあるが、その軽量さが決め手となった。購入にあたっては梅田のヨドバシカメラまで行って、4cmクラスの双眼鏡をあれこれ手にとってみたが、当機が最もコンパクトで軽量な印象であった。同じビクセンのポロプリズムタイプであるフォレスタ8×42は755gで、135gしか変わらないが、持った感じではそれ以上に差があるように思えた。その分、当機には防水機能がないが、夜露にさらすことがない限り大丈夫だと思う。

軽量でコンパクトなため、遠征時には首に提げたままで活動できる。しかし、これまで7cmを使っていたせいか、淡い天体に関しては口径不足を感じることもある。これは重量とのトレードオフなので仕方ない。とにかく7cmを手で持っていられなくなったことで、ちょっと極端に軽量側に行き過ぎたのかもしれない。口径と重量と倍率の適切なバランスとしては、5cm10倍ぐらいが良かったのではないかとも思う。

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