先日「さじアストロパーク」に宿泊した際に撮影した、星野・星景写真数点を画像処理した。
撮影は5/3~5/4にかけての夜に行ったが、この時はかなり濃い黄砂が来ていたようで、空の状態は良くなかった。特にさそり座近辺の低空は黄色くかすんで星があまり見えない状態だったが、とりあえず撮影して、画像処理で出来るだけカバーするということにした。
共通データは、下記の通り
EOS Kiss X2(無改造)
タムロンA16(17-50mm)
スカイメモR
- 【環境】2011/5/4 2:55 – /鳥取市さじアストロパーク/気温:9℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.1
- 【光学系】タムロン A16(17-50mm F2.8) – > 50mm F3.5
- 【カメラ】Canon EOS Kiss X2
- 【架台・ガイド】スカイメモR/ノータッチ恒星時追尾
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec x 5コマ
- 【処理法】:
- ステライメージ6・Photoshop Elements8による画像処理
- 4×4ソフトビニング後、トリミング、更に縮小
天の川銀河の中心方向で、多くの星雲・星団が集まる領域。
右下に見える散開星団M7より下の部分はカブリが酷すぎたために、トリミングでカットした。
M17.18の右下の天の川の濃い部分は、鹿の横顔に見えるので「バンビの横顔」とよばれている。
- 28mm, F3.5
- ISO800, 180sec. x 4
さそり座のS字の星の並びを画面に収めたが、下部のカブリや光害の影響は除去しきれず、いまひとつの出来となった。きれいに写す機会が得にくい領域である。
- 17mm, F3.5
- ISO800, 180sec. x 1
下部の明るい光は、奥のコテージのドームから漏れてくる光。
風景に比べて空の方がかなり明るいが、実際に目で見た印象もこれに近く、かなりかすんだ感じだった。
- 17mm, F3.5
- ISO800, 180sec. x1 (固定撮影)
103cm望遠鏡が収められているドームと、北斗七星を固定で撮影した。
ここでは北天に光害があるようだ。
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