網状星雲(Askar ACL200・光害地・Comet BP)

網状星雲(Veil Nebula)
網状星雲(Veil Nebula) はくちょう座の超新星残骸
  • 【環境】2020/11/14 18:23 – 21:28 / 兵庫県明石市/気温13℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
  • 【光学系】Askar ACL200(200mm F4)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 55コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
    • PixInsightによるImageIntegration, DBE
    • Photoshop CC、ステライメージ8による調整
    • 3×3ソフトビニング・トリミングなし

はくちょう座の超新星残骸「網状星雲」を光害地の自宅からComet BPフィルターを用いて撮影した。

これまで自宅から網状星雲を撮影したものは、FLT98CF(レデューサーを併用してf=約500mm)を用いていたので、東側西側を別に撮影していた。しかし今回はf=200mmのACL200を用いたので全体が写野に収まっている。

光害対策としてはComet BPを用いたが、背景のカブリが大きくなってしまったので、Quad BPのほうが良かった。実際、FLT98CFで撮影したものは、Quad BPComet BPで写りにあまり違いがなかった。

今月、ACL200で自宅撮影したものはどれも背景の色ムラに悩まされているが、今回は試用期間中のPixInsight(PI)のDynamicBackgroundExtraction(DBE)を使って補正してみた。完全ではないがなんとか見られる程度には補正できている。ただ、FLT98CFで撮影してきた画像に比べると、星雲の淡いところまで出せていない。やはり光害地での広写野は難しい。

なお、PIの使用練習としてコンポジット処理もImageIntegrationを用いている。PIは少しづつ機能を試していく予定。

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