- 【環境】
- 2021/5/30 21:25 – 23:42/兵庫県明石市/気温19℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7
- 2021/5/31 21:28 – 23:40/兵庫県明石市/気温23℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.2
- 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・180sec x 78コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop CC
- 3×3ソフトビニング・695×633で切り出し
かみのけ座の系外銀河NGC4565を、光害地の自宅からミューロン180Cで撮影した。
これは典型的なエッジオン銀河で、中心を横切る暗黒帯がよく分かる。
この対象を撮影するには少し季節が進みすぎていて、日付が変わる前には高度が低くなってしまうため、2晩に分けて合計234分露出した。
しかし透明度の悪い春の空のためか、ピクセル等倍や2×2ソフトビニングではノイズが多く荒れた画像となってしまい、3×3ソフトビニングとしたので、サイズがかなり小さくなった。この銀河は長径の視直径が16分角と大きく、1800mmの焦点距離ならばもっと大きく迫力のある画像にできるはずだが、残念。光害地では、銀河周辺の淡い部分を背景から浮かび上がらせるのはなかなか難しい。
それでも以前(約10年前)に500mm程度で撮影した画像よりは良い写りになっていると思う。
今回、NGC4565の近傍の小さな銀河2つ(NGC4562, IC3571)も合わせてトリミングしている。
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