(2023/7/16追記)追加で動画を作成(下記YouTubeリンク)
経緯~熊本駅
今年度(2023年度)で運行を終了する予定のSL人吉だが、運良く指定席券が取れたので4月22日(土)に、SLが先頭で牽引する上り便(熊本→鳥栖)に乗車してきた。
昨年6月には乗車は出来なかったが「追っかけ撮影」をしていて(下の記事)、それからおよそ10か月ぶりとなる。
昨年6月からはJR九州のダイヤが大幅に変わっており、SL人吉が走る鹿児島本線も普通列車や快速が減便されている。そのため上の記事のような「追っかけ(または先回り)」で何度も見るというのが難しくなっている。また追い抜かれ待機のための運転停車の状況も良く分からなくなったので、今回の乗車で運転停車や、主要停車駅の入線ホームの確認を行うことにした。それで今後外から撮影する際の参考にしたい(もちろん乗車自体をとても楽しみにしていた)。なお結論から言うと、運転停車は無いようだった。つまり停車は時刻表に記された停車駅以外に無い。運転停車時は乗客が外に出てこないので、外観を撮影しやすいのだが残念。
西明石を当日早朝に出発すれば熊本駅のSL発車時刻に十分間にあうが、今回は前日(金)に鹿児島で知人に会う予定があったので、その後に熊本駅近くで前泊した。そして土曜日の熊本駅。
SL人吉の入線時刻は10:48頃。ホームは6番ホーム。入線後すぐにホームは記念撮影の人であふれてきて、機関車前面をクリアに撮るのはなかなか難しい。
機関車は子供たちに大人気で、これはこれでにぎやかな雰囲気があって良いのだが、クリアに撮影したいなら熊本駅は避けた方が良さそう。
そろそろ出発時刻なので乗車。今回私が乗車したのは、2号車の2人掛け席。同行のA-2さんと二人で座ることが出来た。進行方向に対し後ろ向きになったが、4人掛けのボックスシートのように他の方と向かい合わせにならないので気兼ねが無く、過ごしやすかった(ただ、ビュッフェのすぐ側なので昼時の弁当販売時には待ち行列が席の横まで伸びてきて、出入りしにくかった)。
座って待っていると、ホームに煙が立ち込めてきて、出発を知らせる鐘の音がカランカランと鳴り響き、汽笛が鳴って、定刻10:58に発車した。
車内
発車後すぐに車内を探検に出かけた。
SLの後部が見える鳥栖側の展望ラウンジは常に人が多い状態だが、長時間占有する人はおらず、常に入れ替わっているので、少し待てばいつでも座れる。中央の小さな椅子はお子様用。
内装は木目調で品のある装飾。
展望ラウンジからは牽引機であるSLの炭水車後部のナンバープレートが見える。
国鉄8620形蒸気機関車58654号機。この詳細と全国の8620形巡りは下の記事参照。トップナンバー機8620は青梅鉄道公園に静態保存されている。
車内も木を基調とした落ち着いた内装。シートの色・素材は号車・場所により異なる。車両中央部の仕切りにある正方形の照明は展示棚で、SLの模型が飾られている。
また展示棚は1号車トイレ横にも大型のもの(ミニSLミュージアム)が設置されていた。
沿線観光之図は、本来の走行区間である肥薩線(球磨川沿い)のもの。ここに戻ることが出来ずに引退になるのは残念。
3号車にはフリースペースのベンチがあり、その横には本棚があった。子供の退屈防止か。行程の後半には結構多くの子供がここで本を読んでいたので、役に立っているようだ。
1号車展望ラウンジ(熊本側)からは後部に連結されたDE10形ディーゼル機関車が見える。
こちらはSL側と比べて人が少なめ。DE10が居なければ後方展望を楽しめただろう。ただこの区間はSL人吉が本来走行するはずの球磨川沿いに比べてそれほど雄大な景色というわけでもないので、あきらめもつく。なお、鉄道ファン的にはディーゼル機関車(DL)牽引の客車というのも今となっては貴重な存在。DLはSLのように動態保存を強く推進される存在でもないので、もしかするとSL以上に貴重になるかも。
そしてビュッフェ(売店)なのだが、大人気過ぎて人が密集しており、昼食時間帯は横を通るのも困難な状態で、とても撮影できる雰囲気ではなかった。ビュッフェ対面のカウンターに乗車証カードとスタンブ台が設置されているのも、このエリアの混雑に拍車をかけていた。
玉名駅
さて、車内をうろうろしているうちに列車は最初の停車駅「玉名」に到着。到着は11:39で、11:49の出発まで10分停車する。まずは乗客がみんなホームにおりて展望ラウンジに誰もいなくなったのを見計らって撮影。
その後私もホームに降りてみた。
今回SL人吉は3番ホーム(改札から最も離れたホーム)に到着した。
このとき、1番ホームと2番ホームには他の列車が入っているので、1番ホームからはSL人吉の客車部分が見えなくなる。
昨年6月はSL人吉が2番ホームに入り、1番ホームにも列車が来なかったので、1番ホームからSLの下回りを含めて撮影出来ていた。今年は玉名駅の撮影条件は悪そうだ。
大牟田駅
玉名駅を出て、次の停車は大牟田駅。12:22に到着して12:26に発車するので、4分停車となる。停車時間も短いので、ここではホームに降りなかった。
大牟田駅も玉名駅と同じく、改札側から1番、2番、3番ホームとなっていて、1番と2番が対向、2番と3番が島式になっている(JR九州の構内図)。それで今回は真ん中の2番ホームに停車した。そうすると、対向する1番ホームから下回り含めて撮影できるのではと思ったが、停車中に1番ホームに下り列車が入ってきた。
この下り列車はすぐに出ていってSL人吉発車時にはいなくなったが、遅れなどが発生した場合、1番ホームから撮影していると発車シーンに被りかねない。大牟田駅で1番ホームから撮影するのはかぶられるリスクがある。
昼食弁当~通過駅からの撮影ポイント
大牟田駅を出ると、そろそろお腹がすいてきた。WEBサイトを見るとSL人吉の車内販売弁当は基本的に予約制のようなのだが、その予約を忘れていて、車内では弁当を買えないかと思っていた。しかし、昼の弁当購入混雑ピークを過ぎてビュッフェが空いてきた頃に聞いてみると、予約なしでも買えるものがまだ残っているとのこと(たまたま余っていてラッキーだったのかもしれない)。それを購入することにした。
弁当を食べながら外(下り線側)を眺めていると、途中の通過駅の下りホームから撮影している人が結構多いことが分かった。それにこの区間はどうも列車速度が遅めのような気がする。通過中の列車からホームにいる人の顔がブレずに撮影出来た。
弁当を食べながら眺めて確認した限り、吉野、渡瀬(12:40頃通過)、南瀬高(12:46頃通過)、筑後船小屋(12:53頃通過)、羽犬塚(12:59頃通過)は下り列車のカブリもなかった。特に筑後船小屋は新幹線が止まるのでアクセスは良さそう。
久留米駅
昨年6月には運転停車していた荒木駅も止まらず通過し、最後の途中停車駅である久留米駅には13:17着、13:26発の9分停車。
久留米駅では新幹線の高架寄りの5番ホームに停車(JR九州の構内図)。対向するホームが無いため車両の下回りは写すことが出来ない。
それにしてもSL周りはすごい人の数。
鳥栖駅
そしてついに終着駅である鳥栖駅に到着。到着は13:37。
到着したホーム(2番ホーム)には人があふれていたので、対向するホーム(3番ホーム)に渡り撮影。
熊本側に連結されたディーゼル機関車DE10に引っ張られ、鳥栖駅から留置線へ向かって回送されていったのは13:47頃。
ホームの掲示板には「ありがとうSL人吉」のポスターが貼ってあった。
あっという間の2時間半だった。
それから、車内売店(ビュッフェ)でグッズをいくつか記念に購入した。フェイスタオルとキーホルダー2種、コースター。
さて、この日は土曜日だったので、まだ次の日(日曜日)が休みになる。熊本にもう一泊して、この日の情報をもとに日曜は沿線かホームから走行中を撮影しようと思っていたが、思わぬ展開により、それは出来なくなった。また近いうちに出直そうと思う。
(2023/5/29追記)2023/5/20, 21に九州を再訪問し、外からの撮影を行った。詳細は下記記事参照。
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