- 【環境】2013/5/5 1:30 – /兵庫県神河町大河内高原/気温 3℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.1
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS kiss X2 (IDAS改)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec x 19コマ
- 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 4.4による現像、ステライメージ6.5(加算平均・調整)、Photoshop CS6、3×3ソフトウェアビニング
6月前半は新月期に入っていくが、残念ながら先に梅雨入りしてしまい、今週末も曇天だった。
遠征も無いので、5月4日の晩に大河内高原で撮影した、さそり座の散開星団「M7」の画像を処理した。
この場所は南に神戸~姫路の光害があって、南天低空の撮影には適していない。
そのためさそり座の下の方はこれまでほとんど撮影したことな無かったが、この日は比較的透明度が良く、なんとかまともな画像が得られそうだったので、撮影を行ってみた。
この日の南天はこんな感じ(下)。この観測地で、かすみがちな春の空にしては良い状態だったと思う。
M7は大型の散開星団なので、500mmの焦点距離はちょっと長すぎかと思ったが、暗黒星雲が入り組んだ天の川を背景にして、大粒の星がばらまかれているような様子を出したかった。画像処理も輝星の彩度を若干上げて強調しているが、狙い通りになったかどうか・・・。まだちょっと「埋もれてしまっている」感がある。
埋もれているといえば、この画像のM7の右側に、球状星団NGC6453(光度9.9等・視直径3.5’)と散開星団NGC6444(視直径12’)が写っている(下の画像)。NGC6453の方はそれなりに分かるが、NGC6444は本当に埋もれてしまって分からない。これは眼視の方が分かりやすいのかもしれない。
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