木星と海王星の接近

今日未明、木星と海王星が約0.6°の間隔まで接近している様子を、FLT98の直焦点で同一コマ内に捉えた。最接近は5月27日で間隔は約0,4°であったが、天候や仕事の都合等で今日まで見る事が出来なかった。

木星と海王星の接近
木星と海王星の接近
  • EOS KIss X2 / FLT98 (D=98mm F6.3) 直焦点
  • 【木星本体】ISO100 1/10 sec.
  • 【その他 】ISO200 10sec.
  • ステライメージ6で合成
  • ピクセル等倍で1421×926の範囲をを切り出し

木星と各ガリレオ衛星との距離に対して、ほんの数倍程度まで海王星が接近していることが分かる。また、海王星(7.9等)は木星の各ガリレオ衛星(4~5等)よりも暗いことも分かる。

なお、木星本体と他の天体との明るさがかなり違うため、木星本体はISO100・1/10秒露出、他の天体はISO200・10秒露出として合成した。


撮影に続いて木星を眼視観測してみた。

鏡筒はFLT98、アイピースはナグラーズーム3-6mm、ミラーは笠井DXミラーで、この組み合わせで木星を見るのは今回が初めてになる。倍率は206倍(ズーム3mm)とした。高度が30°弱と低く、シーイングも中程度でユラユラしてあまり良くなかったが、それでも昨年ED100SfとUW-6mmを使って見ていたときよりも模様が詳細に観測出来た。パッと見て、縞は4本見えた(おそらく、NTB,NEB,SEB,SSTB?)。NEB,SEBについては、存在だけでなく細かい濃淡などの様子も見えた。ただし、このような記憶というのは時間と共に薄れていくので、本当はスケッチすれば良いのだろう。

このように、惑星を見る環境は昨年より確実に向上した。ただ、鏡筒とアイピースとミラーを一度に変えたので、どれが一番効果があったのかは分かっていない。またの機会に比較してみたい。

更にこの後、WEBカメラで撮影しようとしたが、急速に曇ってきたため断念した

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