- 【環境】2019/2/3 19:20 – 20:39/兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.0
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・120sec x38コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】:3×3ソフトビニング
多段階の露出は面倒なので実施せず。ゲインを低めの200にしたが中央部は潰れてしまった。
夕方、薄明終了後すぐに撮影したので、自宅周囲の照明もまだ明るく、SQM-L測定値は18.0と冬にしてはかなり悪め。しかしそんな状況でもさすがにオリオン大星雲は良く写ってくれた。合計76分程度しか露出できなかったが、星雲周辺の淡い部分も結構出ている。フラットをちゃんと処理すれば、「あぶり出し耐性」はかなり高くなりそう。
なお、フラット撮影はAPTの「CCD Flats Aid」機能がかなり便利。適切な露出時間を自動で決めて、撮影枚数を含めて撮影プランにセットしてくれる。
ただ、ASI294MC ProとAPTによる撮影と画像処理はまだ手探りの状態。これまでデジカメではRStacerでダーク・フラット処理、Lightroom現像というj流れで、ずっとそれで慣れていた。特にLightroom現像のノイズ処理やフリンジ修正などが強力で頼りにしてきた。
しかしFITS出力ではそれらが使えない。
とりあえずステライメージでダーク・フラット・デベイヤーをして、その後にlightroomでノイズ処理とフリンジ修正をしている。気になるのは、減算できていないらしいダークノイズが残っていること(上の画像では下辺の右寄り部分)。ダークの撮り方が悪いのか、減算の方法が間違っているのか・・・。ステライメージではバイアス画像指定の項目が無いのでバイアス画像を使っていないが、それで良いのかどうか。
(追記)ダーク画像撮影時のゲインが間違っていたことが判明。本来ライト画像と同じ200にするべきところ、ゲイン121でフラット撮影後に設定を戻すのを忘れ、121で撮影していた。
また最初から処理するのは大変なので「次から気を付ける」ことにする。
とりあえずAPTの出力ファイル名の設定にゲイン値を入れた。
なお、フラットはUnityGainに若干の余裕を足して121にしたが、本来どの程度にするべなんだろう?
ともかく、このワンショットカラーカメラとQuad BPの組み合わせは、光害地で程々の手軽さで撮影するには向いていると思う。最近次々出てきている他のワンショットナローバンドフィルタでもおそらく同じと思うが、細かな違いはあると思うので、機会があれば他のフィルターも試したい。
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