- 【環境】2024/6/13 23:10 ~ 6/14 2:29 / 兵庫県明石市/気温 26℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.7
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.0/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 66コマ(合計198分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 67%に縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、うしかい座の系外銀河NGC5752・NGC5754と周辺の銀河。
うしかい座というと、それほど有名な星雲・星団が無く、系外銀河のイメージもあまり無い。隣接するおとめ座、かみのけ座、りょうけん座などが系外銀河だらけなのに比べて、ちょっと寂しい領域。位置は下図の通り。
今回撮影した系外銀河は、そのうしかい座の中で「アープ・アトラス」の297番が付けられたもの(Arp297)。大きな渦巻き銀河がNGC5754、その横の不規則銀河がNGC5752。分かりにくいので番号を入れた(下の画像)。
あと、どうやらNGC5753と5755もArp297のメンバーらしい。
どれも小さくて暗い銀河なので光害地での撮影はかなり厳しかった。今回は200分近く露光したが、それでも光害に埋もれてノイズが多めの画像となった。特に今回は空の透明度も悪く、余計に写りにくかったのかもしれない。
近くのおとめ座やりょうけん座に明るくて大きな天体はいくらでもあるので、わざわざ光害地で頑張って写すほどのものではなかったかもしれない。
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