薄雲越しにM101(回転花火銀河)を撮影

M101
M101 回転花火銀河 (おおぐま座の系外銀河) 光度7.7等 視直径26.9′ (薄雲越しに撮影)
  • 【環境】2019/5/2 20:13-21:00/兵庫県神河町/気温 8℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.1
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72×DGQ【7872】(f=288mmF4.1)
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】JILVA-170/ノータッチ追尾
  • 【ソフトウェア】<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
  • 【撮影法】ISO3200・120sec x23コマ
  • 【処理法】:ピクセル等倍、640×640で切り出し

2019/5/2の夜、兵庫県神河町の大河内高原内に遠征したが、残念ながら薄雲に覆われており撮影するには不向きな状態だった。ただ、眼視できるぐらいのごく薄い雲だったので、とりあえずボウズ回避のため、M101を撮影することにした。今にして思えば、薄雲越しの撮影にM101のような淡い銀河を選んだのは間違いだったかもしれない。

撮影は20時台からと早く、雲もあるためか、SQM-L測定地はこの撮影値にしては悪めの21.1。更に撮影していくうちに雲も厚くなっていき、21時頃には断念した。それまで撮影した23コマで処理したが、薄雲越しの淡い銀河の割にはそこそこ写っていた。

JILVA-170によるノータッチ追尾も快調で、288mmの2分でほぼ全コマ失敗無し。ピクセル等倍での切り出しをすることが出来た(処理が強すぎて星の周りに黒縁が出来てしまったのが失敗)。導入が難しくないメジャー天体ならは、ポタ赤によるノータッチ撮影はとても楽だ。

トリミングしない全体像は以下の通り。薄雲で輝星がにじんでしまっている。銀河の色を出すため彩度をかなり上げたので、星の色も派手めになった。なお、M101の左下の小さな系外銀河はNGC5474(光度10.9等・視直径4.5’)。他にも小さな銀河がいくつか写っている。

M101全体

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