
- 【環境】2020/1/29 21:30 – 21:36/兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5 / 薄雲あり
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/LPS-P2フィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.82/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・90sec x 5コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整(星消しにStarNet++併用)
- 2×2ソフトビニング、トリミング
2020年1月29日、ペルセウス座の二重星団(h・χ)に接近したパンスターズ彗星(C/2017 T2)を撮影した。
この日は平日(水曜)だったが、この日の前後数日が二重星団と同じ写野に捉えられるチャンスで、しかもしばらく悪天候だったので、帰宅してから急いで機材をセッティングして撮影した。
しかし常に薄雲がかかっている状態で、厚い雲も断続的にやってくるため、連続して撮影できたのは90秒×5コマだけだった(彗星は移動してるため、連続したコマでコンポジットしないと、不自然な点線になってしまう)。
できるだけクリアなコマを選んだつもりだが、やはり薄雲の影響で星が滲んでしまった。
パンスターズ彗星はこの後、3月初旬ごろにかけてハート星雲・ソウル星雲付近を通過し、4~5月に北天の高緯度領域に移動する。光度はそれほど上がらず8~9等級程度。
注目は、2020年5月中旬~下旬の、おおぐま座M81・M82との接近。特に週末となる5月22日(金)~5月24日(日)ごろに最接近して、直焦点の写野に収まる。23日が新月なので、遠征して空の暗いところで望遠レンズ撮影すれば、見栄えのある画像が得られそうだ。
下は、5/23(土)の22時の星図。この時の彗星の位置は、明石で北北西・高度40°。自宅バルコニーからは見えないので、やはり遠征の必要がありそうだ。

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