ASI462MCで火星を撮影(2020/9/15)

昨夜(正確には日付が変わって今日の未明)、先日購入したZWO ASI462MCで接近中の火星を撮影した。

シーイングは普通程度。時折雲が通過する程度で透明度は良好。

今回は初めてIR850フィルター(850nm以上の長波長域を透過する)を使ってみた。

火星 2020/9/15 00:38 (JST) - RGB
火星 2020/9/15 00:38 (JST) – RGB
火星 2020/9/15 00:27 (JST) - IR850
火星 2020/9/15 00:27 (JST) – IR850

IR画像の処理は、最初Debayerをしていない画像をそのままモノクロ画像として使おうとしたが、ごく僅かにRGB間の差があるためか、ステライメージでマルチバンドシャープ処理をすると格子状のノイズが出現した。そのため、Autostakkertの処理時にDebayerして、その後Registaxでウェーブレット処理後、ステライメージでモノクロ化した。

またIRの撮影はRGBに比べて露出時間をかなり多く与える必要がありそう。

火星の視直径は20秒角を超え、眼視でも細かな模様がわかるようになってきた。今回は大シルチス高原、ノアキス大陸、サバエア大陸、ヘラス平原、アラビア大陸などを確認できた。フリップミラーを使っているため、眼視側は裏像になるので火星図との見比べが難しい。

火星図は天文ガイド8月号の付録の火星MAPを使っているが、これは南が上になっているので、北を上にすると文字が逆さまになり余計わかりにくい。

むしろパソコン上でCMOSカメラのモニター画面を見たほうが細かな模様がよくわかるようになってきた。

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