昨日(12/1)の朝も良く晴れて、水星・金星・土星を見る事が出来た。
- EOS 60Da
- タムロンA16 50mm F4.0
- ISO200, 13sec
この画像を撮影した後、この日が土曜日で休日なので、夕方の西空低く見えるはずである火星の撮影が出来る事に気が付き、それならば久しぶりに「日・月・火・水・木・金・土」撮影をしてみようと思い立った(前回は、2012/3/11)。
これは「メシエマラソン」ならぬ「太陽系マラソン」とでも呼べば良いのだろう(メシエマラソンに比べればずっとお手軽だが)。
時間制限としては、普通は「一晩を基準(日没~日の出)」となるが、昼間でも見えて撮影可能な月・太陽・金星・木星などを含むことを考えると「日付を基準」も有りだと思う。今回は後者になる。
というわけで、早速太陽から撮影開始。
- EOS60Da
- ミニボーグ60ED + 1.4X テレコンバータDG
- ND4 + ND16 +ND400
- ISO100, 1/4000sec.
そして夕方の火星だが、日没後、星が見えるぐらいの空の暗さになった時の高度が10°強程度しか無いため、時間的な制限がきつく、見えるかどうか心配した。
西空はベランダから見えないため、マンションの外階段の踊り場に出てみたところ、低空に雲がかかっていたが、なんとか確認出来た。
- EOS 60Da
- タムロンA16 50mm F4.5
- ISO200, 10sec.
火星は現在「いて座」の中にあり、南斗六星の上に位置している。この写真でも南斗六星が確認出来るが、12月の寒空にまだ南斗六星が見えているのが、季節外れで意外な感じがする。
次に自宅に戻り、ベランダから、昇ってくる木星とヒアデス星団を一緒に撮影。
- EOS 60Da
- タムロンA16 50mm F4.0
- ISO400, 10sec.
こちらは特に問題なし。
そして最後は「月」。
今回は真面目に直焦点撮影してみた。
時間帯が早いうちだと高度が低くて大気の揺らぎが大きいため、ある程度の高度になるのを待ってから撮影した。
- EOS 60Da
- FLT98CF(D=98mm, f=618mm) 直焦点
- ISO400, 1/1600
- 50%に縮小・トリミング
これで、「1日のうちに、日・月・火・水・木・金・土」が完成。
惜しいのは、天王星・海王星も観測可能な状態だったのに、準備不足で撮影できなかったこと。特に海王星は薄明終了時に南中を過ぎていたためベランダからは見えず、その時点で天・海はあきらめた。
後で考えると、肉眼(眼視)で確認出来ずとも、光度7.9等の惑星ならば高感度の固定撮影で写ったかもしれず、屋外に出てとにかく撮影してみれば良かった。
というわけで、今回は「ハーフマラソン」扱い。
また今後、機会があれば天・海・冥やそのとき見える小惑星・彗星を含めた「太陽系フルマラソン」をしてみたい。
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