- 【環境】2008/12/28 1:02 – /兵庫県多可町/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
- 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM -> 開放
- 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec x 5コマ
- 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミング有り
これは昨年(2008年)の12月27日に兵庫県多可町に遠征した時に撮影したものである。ノーマルデジカメによる撮影で星雲の赤色が出にくいため、画像処理で赤を強調している。
多可町の光害は神戸や姫路周辺よりはマシではあるが、それでも近くには西脇などの比較的大きな町があり、写真を撮るとかぶってしまう。しかし、冬場に砥峰・峰山に登るのはなかなか厳しいので、とりあえずここで妥協している。
はじめは光害カットフィルターのLPS-P2とプロテクター(L41)を200mmレンズの前面に重ね付けして撮影していたのだが、撮影後にカメラ背面のモニタでチェックすると、輝星のゴーストが出ていることが分かった(上の写真は画像処理前の画像を縮小したもの)。以前自宅でM42を同様の構成で撮影した際にも同様のゴーストが出たので、LPS-P2が原因ではないかと思い、外して撮影することにした。
これ(↑)はLPS-P2を外し、L41のみで撮影したものである(画像処理前・縮小のみ)。ゴーストは消えたが背景がかぶってしまった。今回はLPS-P2だけでの撮影はしていないので、LPS-P2とL41の重ね付けが悪いのか、それともLPS-P2だけでゴーストが出るのかどうかは不明である。いずれにしても、LPS-P2は効果は大きいが使い方が難しいと思う。色むらが出るのでフラット補正がやりにくいし、今回のような輝星のゴーストもある。ある程度明るめの対象ならば、使わなくても良いのではないかと思うようになってきた。
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