2021-10

星野

ASI482MCと100mmレンズによる星空動画(双眼鏡観望の疑似体験)

ASI482MCを購入して、これまで6.5mm超広角レンズや200mm望遠レンズなどに付けて動画を撮影してみたが、今回は100mm望遠レンズ(Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM)に付けてみた。この組み合わせでは写野の長辺側が実視野で6.4°になるので、標準的な5cm・7倍の双眼鏡や5cmファインダーに近い。 ASI482MC + 100mm望遠レンズの組み合わせによる写野(黄色の枠) 200mmレンズに付けたときは写野が狭く手動で天体を探すのは難しか...
流星

ZWO ASI482MCとMeike 6.5mm F2.0による流星動画撮影の試行

流星の動画撮影試行 ZWO ASI482MCによる星空動画撮影をぼちぼちと続けているが、元々はMeike6.5mm F2.0と組み合わせて流星の動画を撮影したくて購入したもの。しかし大きな流星群は年間でも数が限られているため、あまり撮影機会がないのが実情。かと言って、全く試行をしていないと次の大きな流星群(冬のふたごとか、しぶんぎとか)でぶっつけ本番になるので、とりあえず何もない日ではあるが散在流星が入ることを期待して試行してみた。 撮影環境は、光害地(SQM18程度)で、か...
機材

R200SSの星像が安定しない

先日、R200SSの光軸を調整した。 このときは、基本的な調整をした後でも星が「おにぎり型」になってしまったが、鏡筒側面と主鏡セルを止めている6か所のネジを緩めることで改善した。 これで一件落着と思い、その数日後に再度撮影を行おうとしたとき、星像の「おにぎり型」が再度復活していた。 おにぎり型の星像(R200SS + エクステンダーPH + ASI294MC Pro/ピクセル等倍) そのため、この日は撮影をあきらめ、後日再調整することにした。 もっとも疑わしいのは「主鏡の圧迫...
系外銀河

系外銀河 NGC7479

NGC7479 (ペガスス座の系外銀河・光度11.0等・視直径4.1') 【環境】2021/10/2 22:45 - 10/3 1:47 / 兵庫県明石市/気温22℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター【カメラ】ASI294MC Pro【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM【ソフトウェア...
機材

フラット画像撮影用ELシート(A3版)

先日購入したR200SSのフラット補正については、これまで使っていた最大サイズのELシートであるA4版では少しサイズが小さい。A4サイズは短辺が210mmなので20cmの主鏡よりは大きいが、鏡筒の大きさなどを考えると、ちょっと厳しい。 そこでA3版のELシートを新たに購入し、フラット撮影用のパネルを製作した。製作と言っても大したものではなく、配線してカードケースに入れ、ダンボールで作った簡易枠に入れただけである。 購入したELシートは前回同様、ワンダーキットのホワイトELシー...
機材

R200SSの光軸調整と星像改善

光軸調整 先日、ビクセンR200SS+エクステンダーPHを新規導入した。 だが、納品時のまま無調整で撮影したところ、星像が中央部でも「おにぎり型」になったり、周辺部での歪みが大きい事がわかった。 R200SS+エクステンダーPH(納品時のまま無調整)の星像 握り飯のことを「おにぎり」というのか「おむすび」というのか、その違いがわからないが、いずれにせよ光軸調整の必要がある。R200SSの説明書によると「光軸調整はユーザーで行わずメーカーに依頼すること」となっており、調整ネジの...
機材

Vixen R200SS

導入の経緯 ビクセンの20cmニュートン式反射望遠鏡「R200SS」と「エクステンダーPHキット」を新規導入した。この組み合わせで焦点距離1120mm、F5.6となる。目的は自宅での星雲・星団、系外銀河の撮影。 なぜ今回この望遠鏡の新規導入に至ったのか? それはこれまで揃えてきた望遠鏡(鏡筒)のラインアップにて、この口径20cm級・F5付近が抜けていたから。サイズが小さくて暗めの系外銀河や星雲・星団を撮影する鏡筒としてこのクラスが必要となっていた。 所持鏡筒の変遷 私の望遠鏡...
拡大撮影

2021/10/14 土星・木星

昨日は久しぶりに土星と木星を撮影した。土星は8月29日以来約1ヶ月半ぶり、木星は9月14日以来約1ヶ月ぶりとなる。 9月は天候が悪く、貴重な晴れ間はDeppSky撮影の方を優先していたのと、購入したばかりのASI482MCで星空動画を撮影するなどしていたため、惑星の方は全く手つかずだった。実は10月3日にも木星を撮影していたのだが、シーイングが非常に悪く像がボケボケで、処理途中で放棄していた。 昨夜は比較的シーイングが良かったので、日没後早めの時間帯に土星を撮影し、その後大赤...
散光星雲

赤道儀化したAZ-GTiとASIAIR Proによるオートガイド撮影にやっと成功

今年の2月にAZ-GTiを赤道儀化してASIAIR Proでオートガイド撮影を実施しようとしたが、キャリブレーションが正常に行えず失敗した。 その後しばらく改善の糸口がつかめずにいたが、夏頃に出たAZ-GTiのファームウェアVer3.33を試したところ、一応オートガイド出来るところまで改善されていることを確認した(おそらく、Ver3.32の時点で改善されていた)。 ただ、このときは天気が悪く実際に撮影することができなかった。 そして、10月に入ってからやっと実際にオートガイド...
惑星

月・金星・アンタレス

今日の夕方、西の低空で月齢3.9の月と金星がさそり座のアンタレスに接近した。 さそり座頭部にてアンタレスと接近した月と金星 2021年10月10日 18:11 兵庫県明石市Pentax KP, タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACROISO1600, F4.5, 2.0sec.Photoshopにて現像・調整、トリミング有り 金星は現在さそり座頭部に入っていて、アンタレスと接近している。それに月齢4の月が加わって、にぎやかな眺めとなった。 ただし光害地の低空の...
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