- 【環境】2019/2/3 22:39 – 2/4 0:23/兵庫県明石市/気温 3℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・120sec x42コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】:3×3ソフトビニング
先週処理したオリオン大星雲と同じ日に光害地で冷却カラーCMOSカメラ「ASI294MCPro」と「QUad BPフィルター」を用いての撮影である。
本来、燃える木と馬頭星雲(の背景星雲)はかなり色が違うはず。燃える木はオレンジ色で、馬頭星雲の背景は赤い。しかし今回はほぼ赤色一色になってしまった。これはQoad BPフィルターを使っていると仕方ないのかも。
ASI294MC Proのゲインは、今回300とした。前回のオリオン大星雲より暗い対象なので感度を上げたが、その分ノイズが多い気がする。そのためか、星雲の淡い部分はあまりあぶり出せなかった。折角冷却できるのだから、もっとセンサー温度を下げ、ゲインももっと低めで露光時間を長めにするほうが良いのかもしれない。
それから、背景ムラの多い光害地撮影で淡い星雲をあぶり出すには正確なフラット補正とカブリ補正が必要だが、通常のフラット処理だけではどうしても完全には補正しきれない。そこで最近活用してるのが、FlatAide Proに最近実装されたバッチキャリブレーション処理のシェーディング画像による背景補正処理。これは、ライト画像撮影時に、撮影対象に近く星雲等が無い領域を1コマだけ撮影しておき、それをシェーディング処理して補正する。これでこれでかなり背景ムラ補正が楽になった。
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