- 【環境】2020/9/22 2:11 – 3:36/兵庫県神河町・砥峰高原/気温 9℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)
- 【カメラ】EOS 60Da
- 【架台・ガイド】JILVA-170・ノータッチ恒星時追尾
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600 150sec x 33
- 【処理法】
- RStackerでフラット補正・ダーク減算、Lightroom CCで現像
- ステライメージ8で加算平均, Photoshop CCで調整
- 3×3ソフトビニング、トリミングあり
9月21日の夜(22日未明)に砥峰高原で撮影した、ケフェウス座~カシオペア座にまたがる散光星雲群「クエスチョンマーク星雲」の一部分。画像上側の横に広がる部分がNGC7822で、下側の明るめのかたまりがCed214。
構図をミスしたためトリミングでごまかした(上部1/4程度の部分を削除)。
288mm+APS-C(x1.6)では「クエスチョンマーク星雲」の全体は収まらず、下の「点」にあたるSh2-170は構図外になるが、それ以外の部分はなんとか入るはず。今回の画像の右端ではみ出している散開星団NGC7762もちゃんと入れないといけない。もう少し画面を右下に寄せなければならなかったが、構図合わせのテスト撮影時には星雲の淡い部分が見えないので分からなかった。久しぶりのポータブル赤道儀による完全手動導入だったので、そのあたりの詰めが甘かった。
今回のように目に見えない星雲をギリギリ構図に収めるには、やはり自動導入(できればplate solving)が必要だと思う。
今回もJILVA-170によるノータッチ追尾は快調で、ほぼノーミス。ただし極軸を完璧に合わせているわけではないので、150秒の一コマ中ではほぼ点像を保持してはいるが、僅かにずれていき、1~2時間ではそれなりの移動量となる。
明け方に雲が湧いてきて撮影中断したため、コマ数は33コマ(総露出は82.5分)にとどまっている(6年前にFLT98CFで150分かけて撮影したものと比べると劣る感じ)。淡い部分をあぶり出すには不足気味で、もう少し伸ばしたかった。
次に機会があれば、200mmレンズでクエスチョンの全体を入れた上で、もっと長く露出したい。
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